クリーンルーム手術室新設および消毒・滅菌室の改装のお知らせ

このたび日本橋診療所内において、クリーンルーム手術室の新設ならびに
消毒・滅菌室の改装の工事期間中、皆様には大変ご不便をおかけ致しました。皆様のご理解・ご協力を賜り、無事完成を迎える事ができました。

新設のクリーンルーム手術室は、天井に高性能HEPAフィルターを有し、垂直層流方式のクラス10000のクリーン度を保っております。(1立方フィート(約30cm四方)の空気中に含まれる0.5μm微粒子が10,000個以下になるように部屋全体の空気を循環させて清浄しています。)
手術室に入る前の前室にも同様のHEPAフィルターを設置することで、手術室内の清浄度がより安定して保たれるように設計致しました。
また壁面には、抗ウィルス・抗菌作用のある壁面材を施し、室内の衛生状態を保つために高い効果を発揮します。
(AICA社製ウィルテクトを使用した手術室は、当院の手術室が日本初となります。)

消毒・滅菌室におきましては、感染物を洗浄するエリアと消毒滅菌エリアを2部屋にゾーン分けを行い、一層の感染管理の充実化を図りました。ゾーン1では、手術器材の質の高い滅菌のために高水準で洗浄・消毒するウォッシャーディスインフェクターを新規導入いたしました。これは消毒スタッフにとって、安全に様々な器具の洗浄・消毒が行えるようになります。そしてゾーン2では、従来の高圧蒸気滅菌器に加え、国産初の134℃滅菌が可能な小型高圧蒸気滅菌器も導入しました。

これからも患者さんにとって、そしてメディカルスタッフにとっても、安全かつ効率的な手術環境と最善の医療環境の充実を目指します。

院長 塚田正寿