当院の消毒・滅菌専用室について

確かな医療を実現するための設備

当院におきましては感染予防体制として、消毒・滅菌の専任のスタッフが診療所内を常に巡回し、各診療室の消毒および診療の器材を回収し消毒・滅菌したのちに各診療室に配布するという一連の流れを守って行われおります。

診療室の消毒と器材の回収・分別器材の洗浄・乾燥・滅菌保管と配布診療室の消毒と器材の回収・分別器材の洗浄・乾燥・滅菌保管と配布

そして今回さらなる感染対策の徹底化を目指し、洗浄・消毒の機器と滅菌機器の新規導入と消毒室を2部屋にエリア分け(ゾーニング)を行いました。
一般的に多くの歯科診療所では、診療後の各器具の洗浄・消毒・滅菌という一連の過程が同室にて行なわれていることが多いですが、当院におきましては、消毒・滅菌室を『感染物を洗浄・消毒するエリア』と『滅菌エリア』に完全に2部屋に分けてゾーニングを行い、きれいにしたものはきれいな場所で徹底した感染管理を行っております。

確かな医療を実現するための設備
2つの部屋にゾーン分けされた滅菌・消毒専用室2つの部屋にゾーン分けされた滅菌・消毒専用室

2つの部屋にゾーン分けされた滅菌・消毒専用室

『感染物を洗浄・消毒するエリア』では、手術器具を滅菌する前に高水準で洗浄・消毒・乾燥をするために、GETINGE社ウォッシャーディスインフェクターWD46を導入しました。これにより消毒スタッフを感染リスクから守り、そして様々な器具のISO/EN 15883国際基準規格に準じた高温洗浄・消毒・乾燥ができます。この機器は交互開閉式の両扉になっており、入れられた器具は洗浄・消毒・乾燥された後に『滅菌エリア』側からしか受け取ることができないようになっております。

確かな医療を実現するための設備

高温洗浄・消毒・乾燥された後『滅菌エリア』で器具を受け取り、個別に包装される

『滅菌エリア』では、ウォッシャーディスインフェクターで洗浄・消毒・乾燥された器具を滅菌パックに個包装し、国産初の134°C滅菌が可能なサクラ精機製小型高圧蒸気滅菌器を使用して滅菌を行っております。
滅菌された器具は、各診療室に専任のスタッフによって配布されます。また手術室で使用する器具は手術室内に保管されています。

診療にあたり感染予防体制が常に整っていることはもちろんのこと、診療室以外の廊下や待合室など院内全体がいつも清潔であるように心がけております。そしてそれを維持するために、消毒担当のスタッフだけでなく当院のスタッフ一人一人が、患者さんにとって安全な環境を作るという意識を常に持つことが必要だと考えております。