2021.04.05 1東京日本橋歯科

命を守る手洗い

コロナの感染状況の中で、みなさん手洗いに気を使う毎日をお過ごしかと思います。 今でこそ手洗いがインフルエンザやコロナウィルスの感染症予防に有効とされていますが、それが実証され認知されるようになったのは、今から150年以上前のことでした。 19世紀のハンガリー医師センメルヴェイスは、妊婦が産褥熱で亡くなる原因が医師たちの手についた微粒子による接触感染であると考え、従事する医師たちに手洗いを義務付けることで産科の死亡率を大きく改善させたのでした。しかし、当時の権威ある学者、医師たちはそれを認めず、センメルヴェイスは病院から追放されてしましました。 のちに彼の功績が認められるようになったのは、センメルヴェイスの死後20年過ぎ、フランスの細菌学者ルイ・パスツールが病気の原因が細菌であることを発見してからでした。  
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ウィーン総合病院産科、妊婦を診察する前に 手洗いをする医師を見守るゼンメルワイス(中央)

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当院のスタッフ勉強会の際にみなで手洗いチェッカーを用いて、手洗いの確認を行いました。手洗いチェッカーには蛍光剤が含まれており、手洗い後にブラックライトを当てることで、自らの手洗いの洗い残し癖を確認することができます。

実際の手洗い実験の写真

 
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洗い残ししやすい箇所を色付け(厚生労働省HPより抜粋)

  一般的な日常的手洗いでは、爪の間や指の間、関節部が洗い残しやすい部位です。 私たち医療従事者は、衛生的手洗い以上の衛生管理を行う事が必要とされておりますので、基本的な手洗い方法を身につけ定期的なチェックをすることで接触感染予防に徹しております。